少し前までインフルエンザの予防接種は、
「必ず2回接種しなければ効果がない」
と言われていたように思います。
しかし、基本的に予防接種を
2回接種しなければならないのは、
「生後6か月以上13歳未満の子供」
に限られます。
その理由として、
子供の場合、
1回の接種では免疫ができないから
とされています。
当然個体差はありますので、
13歳以上だからと言って
2回接種しなくてもよい
というものでもありません。
そこで、インフルエンザ予防接種の
1回目の接種日から
4週間経過後に2回目の接種を行った場合、
予防効果が得られるのか調べてみました。
インフルエンザの予防接種とは?
インフルエンザ予防接種とは、
インフルエンザを予防するために、
ウイルスの病原性を失くしたものの
一部を使って作成した
「不活化ワクチン」
を体内に注射することです。
不活化ワクチンは
病原性を弱めたものを使った
「生ワクチン」と異なり、
1回の接種では免疫ができにくい
といった特徴があります。
したがって、免疫ができにくい
生後6か月以上13歳未満の子供は
2回の接種が必要とされています。
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インフルエンザの「予防接種2回目」の期間は?
では、
1回目の接種日からどのくらいの期間で
2回目を接種すれば良いのでしょうか?
2回目は1週間経過すれば
接種可能とされていますが、
一般的には
「2週間後から4週間以内」
の接種が推奨されています。
この期間で2回目の接種を受ける方が、
より効果的に免疫力が得られるためです。
インフルエンザの「予防接種2回目」が4週間以上過ぎたら?
それでは4週間を過ぎてしまった場合は、
改めて1回目から接種し直さなければ
ならないのでしょうか?
その答えはノーです。
適正な期間内に2回目の接種を受ければ
「より効果的」に免疫力が得られることは
間違いありません。
4週間を過ぎると
免疫ができるまでは時間がかかりますが、
免疫力が増すとに違いはありません。
どうでしたか?
インフルエンザ予防接種を2回受ける場合には、
1回目と2回目の接種の期間に
注意した方が良さそうですね。
1回目の接種時期は
インフルエンザの流行開始時期
(例年11月末頃から12月始め頃)を考慮し、
2回目の接種日が流行開始日の前になるよう
逆算して計画的に受けましょうね。
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