「てんかん」って赤ちゃんに
多いイメージありますよね?
でも、実は大人に
なってからも発症するんです。
では、そんな大人のなる
「てんかん」は子どもの時と
どう違うのでしょうか?
今回はそんな大人の「てんかん」
の原因や対策をまとめました。
大人の「てんかん」とは?
「てんかん」とは
「脳の神経細胞が過剰に活動し、
身体に発作を起こす病気」
のことです。
「てんかん」は人口の
100人に0.5~1.0人
に見られる症状です。
3歳以下の時に発病することが最も多く、
成人になるにつれ発病する可能性は
下がっていきます。
50歳頃に発症率が最も低くなりますが、
逆に60歳を超えると
増加する傾向にあります。
つまり、
子供の頃に発症することの多い
「てんかん」ですが、
大人になってから発症する人も
たくさんいます。
では、
大人になってから発症する原因は
何でしょうか?
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大人の「てんかん」は2種類ある!?
「てんかん」は検査をしても、
発症する原因が
分からない場合が多くあります。
その為、
原因が特定出来る「てんかん」を
「症候性てんかん」
原因が特定出来ない「てんかん」を
「突発性てんかん」
と区別して考えられています。
この二つの「てんかん」の発症率を、
全年齢の割合で見ると
「突発性てんかん」の方が
全体の6割と多く発症します。
対して高齢者に限って見た場合、
「症候性てんかん」が約6割を占めて
頻度が高くなっています。
つまり、
高齢になればなるほど、
脳の病気になりやすく、
原因が分かる「症候性てんかん」
が増えています。
大人の「てんかん」の原因、治療法は?
高齢者が「てんかん」を
発症する原因で多いのが、
①脳血管障害
②脳腫瘍
③頭部外傷
④アルツハイマー病
などがあります。
これらの病気が原因で、
大脳に傷がついたり、
腫瘍や出血が原因で
脳が圧迫されることで
「てんかん」が発症します。
アルツハイマー病は、
加齢により大脳の「海馬」の神経が
変性することが原因
だと言われています。
実はこの
「海馬」は「てんかん」と繋がりが深く、
アルツハイマー病にかかると
「てんかん」にもなる可能性が
かなり高くなります。
では、治療法は
どうなっていくのでしょうか?
「てんかん」の治療法は、
抗てんかん薬の処方が中心となります。
特に高齢者の「てんかん」は
抗てんかん薬の治療効果が高い
と言われています。
少ない量でも効果がありますが、
逆に副作用を強く受けてしまうため、
少量から飲み始め、
徐々に増やしていく必要があります。
どうでしたか?
50歳を過ぎると大人の「てんかん」の
発症率は上昇していきます。
しかし、
「てんかん」は治る病気です。
焦らずに、根気よく
治療を行っていきましょう。
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