「まいたけ」は、
かつてはとても貴重なきのこでしたが、
1980年代に人工栽培による
量産が可能になりました。
今や、安定した価格と調理のしやすさから、
すっかりお馴染みのきのことなった、
まいたけのカロリーや栄養
について迫ってみたいと思います。
「まいたけ」のカロリー、栄養は?
まいたけのカロリーは
100gあたり16kcal
です。
1パック(約90g)では
また、まいたけの栄養というと、
食物繊維はすぐに思い浮かびますが、
他にはどんな栄養があるのでしょうか。
まいたけならではの栄養を見ていきます。
ビタミンD
栄養素のひとつビタミンDは、
きのこ類に多く含まれていますが、
その中でも一番多く含まれているのが
まいたけになります。
エルゴステロール
紫外線を浴びると
植物系のビタミンD2に変化する
という成分が多く含まれています。
このエルゴステロール自体に、
腫瘍組織の血管新生を
阻害する作用があることが
動物実験でわかってきています。
βグルカン
たんぱく質を分解する
酵素を助ける働きをする成分になります。
βグルカンには
細胞の免疫を活性化する
効果があるとされていて、
サプリメントにも応用されています。
なかでも、
まいたけだけに含まれている
MX-フラクション
という成分は、血液や血管系の
習慣病に有効であることが分かっています。
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「まいたけ」の黒い汁って何?
まいたけの特徴として
煮ると汁が黒くなる
これは、まいたけの
ヒラヒラしている部分の色が
落ちているだけで、
灰汁(あく)でもありません。
色自体は害でも何でもありません。
まいたけのうま味は水溶性なので、
煮汁が黒くなるということは、
水溶性のうま味や栄養も
煮汁に溶けだしていることになり、
黒い煮汁はおいしいサイン
トマトソースや
デミグラスソースの具にすれば、
色も気にならず、うま味も栄養も
全て取ることができます。
どうしても色が気になる場合は、
煮汁に少量の酢を加えてさっと煮る、
あるいは、流通量は少ないですが、
白まいたけもあります。
成分は普通のまいたけと変わりません。
「まいたけ」のダイエットに効果的な取り方は?
柔らかい食感のまいたけでも、
表面は細胞壁で覆われていますので、
栄養が良く吸収されない場合が多いです。
冷凍すれば細胞壁が壊れて、
吸収率がアップします。
保存ができるようになりますので、
毎日安定して食べることができます。
まいたけのうま味は加熱すると増えますが、
栄養は溶けてしまい、
どうしたら良いか困ってしまいます。
今回ご紹介したような調理方法なら、
両方しっかりと取ることができますね。
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