夏になるとおいしそうな
『ワラビ餅♪』
このスイーツはほんとに
わらびから作られてるんです。
名前が『わらび』なんで
そんな気もしましたが、
わらびの緑のイメージからは
ちょっと想像できなかったです。
そんな身近なわらびを食べると
癌になるって知っていましたか?
今回はわらびの健康効果や
あく抜き方法を紹介したいと思います。
わらびを食べるとがんになる?
わらびはシダ植物の一種で
山菜のひとつです。
草原で日当たりの良い場所に育ち、
酸性の土壌に群生します。
春から初夏にかけて
若い芽がたくさん出て、
葉の開いてない物を食用とします。
根茎もワラビ粉が取れて食べられます。
ここで、注意する事があります。
わらびには強い毒性が有るんです。
牛や馬、羊等の家畜がわらびを食べて、
中毒症状になった症例があります。
白血球や血小板が減少して出血するのです。
骨髄障害・再生不能性貧血や血尿症、
牛の膀胱に腫瘍も出来ていました。
これは、
わらびの中に
発がん性のプタキロサイド
が含まれている為です。
人間でも大量に食べると出血症状になり、
骨髄が破壊され死に至ることもあります。
がんにb¥なるなら
もうわらびなんて食べるのよそう。
なんて方。
でも、心配ありません。
ちゃんとあく抜きをして、
副食程度なら全く害はありません。
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わらびのあく抜き方法
あく抜きは調理する中で
もっとも大切な作業です。
わらびに含まれる
発がん性物質プタキロサイドは
あく抜きによって分解されるからです。
一般的なあく抜きの方法は
採取してからあく抜きを始めるまで
が勝負です。
時間が経てば硬くなって、
あく抜きがうまく出来ない
事があります。
こちらがあく抜き手順になります。
①わらびの分量の二倍以上入る容器に、
わらびが漬かる分量の水を計り、
1%以下の重曹を、直接ふりかけます。
②わらびの二倍の分量に、
沸騰したお湯を①に入れる。
③わらびに落し蓋をして、
一晩放置します。
④翌日わらびを取り出し、
きれいに洗い流して、
水が透明になるまで
水を何回か入れ替えて
わらびを浸します。
ここで注意する点は、
わらびは熱に弱いので
火にかけると溶けてしまうのです。
お湯で湯がいた方が
灰汁が取れそうですが、
湯がいてはいけません。
わらびの栄養効果
わらびはカロリーも少なく、
100gで15kal
とヘルシーです。
栄養素も多く含まれていて、
健康の効果もあります。
◇わらび100g当たりの栄養
カロテン:160ug
→がん
ビタミンE:1.3mg
→動脈硬化・老化・冷え性
葉酸:33ug
→貧血
食物繊維:3g
→便秘
カリウム:10mg
→脱力感・筋力低下・高血圧
ビタミンB2:0.05mg
→肌荒れ・口内炎
どうでしょうか?
がんになるとおもいきや、
ちゃんと食べるとがんに
良いなんて面白いですね。
有毒性をしっかりとれば、
こんなにもたくさんの
健康効果が得られます。
しっかりとあく抜きをして、
食卓に取り入れてみてはどうでしょう?
毒に関連しまして、
じゃがいもにも毒があること
をご存知ですか?
それを食べたら。。。。
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