眩暈や頭痛、吐き気や動機などを感じ病院で検査しても
異常なし
と判断された方いませんか?
この場合に考えられる疾患として、
「自律神経失調症」
があります。
そもそも自律神経とは内臓を動かしたり体温調節をしたりと
生命活動に欠かせない体の機能をコントロールしている神経で、
交感神経と副交感神経とで成っています。
この2つの自律神経は片方が優位になると片方はその働きが低下するという
シーソーのようなバランスを取っていて、必要に応じてこのシーソーが上がったり下がったりしているのですが、
このバランスが狂うことで神経の働きに混乱が生じ、前述のような様々な症状が現われるのです。
自立神経失調症の原因
自律神経失調症になる原因で一番多いのがストレスで、
仕事や人間関係によってストレスを抱えると発症しやすいと言われています。
同じようなストレスとなる状況にあっても
自律神経に影響を及ぼす人もいればそうでない人もいます。
つまりストレスへの抵抗力があるかないか、
性格的なものも関係してくると思われます。
例えば、
気持ちの切り替えができない、人の評価が気になる、依存心が強いといったタイプの人は、
ストレスへの抵抗力が弱く自律神経失調症になってしまう可能性があります。
ホルモンのバランスが崩れるとそれにつられて自律神経のバランスも崩れるため、
ホルモンバランスの変化が激しい女性は、男性よりも自律神経失調症になりやすい傾向にあると言われています。
加えて月経周期・妊娠・出産・更年期などホルモンバランスの変化はそのまま精神的なストレスにもなるため、
2重の意味で自律神経を乱しやすいのです。
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自律神経失調症の対策
それ自体は命に関わる病気ではないものの、
眩暈や吐き気、倦怠感など様々なつらい症状のでる自律神経失調症。
放っておくとただつらいだけでなく症状が悪化する場合もあるため、
自律神経失調症に気が付いたのなら早めに予防や対策を講じる必要があります。
①生活のリズムを整えること
人の自律神経は日中、仕事をしている時など活動中は交感神経が優位であり、
夜間、睡眠中などリラックスしている時には副交感神経が優位になるように作られています。
その為、夜勤や不規則な睡眠・食事の時間帯などによって自律神経のバランスが崩れやすくなってしまいます。
逆に1日3回の食事や起床・就寝の時間帯が決まっていれば、
生活のリズムが整って自律神経の切り替えがスムーズになり、自律神経失調症の予防になります。
②食事や睡眠の質を向上させる。
栄養バランスのとれた食事は自律神経を整えるためにもストレスに負けないためにも欠かせません。
特にビタミンやミネラルは現代人に不足しがちな大切な栄養素なので、意識して摂るようにしましょう。
ビタミンCは対ストレスに、ビタミンAやEは自律神経をコントロールし、症状を落ち着かせる作用があります。
睡眠に関しては「1日7時間以上」とよく言われますが、これは人によって様々で、10時間寝ても足りないという人もいれば6時間で十分という人もいます。
それで大切なのは時間よりも質。
朝の目覚めがスッキリしていれば、それが自分にとって適切な睡眠と考えることができます。
更に、適度に体を動かす習慣を持つことも自律神経失調症予防に効果的とされています。
単純なことですが、ストレス対策にこれを意識することがとても 重要です。
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