突然見に降り掛かる病気、大動脈解離。
命を落とすこともあり、
かなり危険な病気と言えるでしょう。
有名人でも石原裕次郎さんや、加藤茶さん・・・
先日は原監督の父である、原貢さん。
今回は、そんな大動脈解離について
簡単にまとめました。
大動脈解離とは?
まず、大動脈解離というのは簡単に言うと
どのような病気なのでしょうか?
ここを説明します。
大動脈解離というのは簡単に言うと、
大動脈内に亀裂が入ってしまい分離してしまう状態です。
切り傷などをイメージしていただければ分かりやすいですが、
傷がついた時、皮膚と皮膚が離れますよね?
簡単にいうとその状態が、
大動脈の中で起きている状態という感じです。
主な原因は高血圧やストレスなどです。
これによって血液がうまく循環しなくなることがあり、
かなり大変な病気と言えます。
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症状は?
大動脈解離の場合、症状はいきなり現れます。
いきなりナイフで刺されたような
鋭く激しい痛みを胸や背中に感じます。
これは解離が始まった証拠でもあり、
すでに命は危険にさらされているようなものです。
あとは麻痺症状を起こします。
なぜ、麻痺症状を起こすのかというと、
大動脈解離によって血流障害が起き、
脳にうまく血液が循環しなくなります。
脳の血流が低下すると、体は動かなくなります。
大動脈解離が相当な大病であることは、
理解出来たのではないでしょうか?
生存確率や予後について
大動脈解離はかなり致死率が高い病気です。
大動脈解離を発症した患者さんは
発症直後に3%、6時間以内に8%、24時間以内に25%
2,3日後には50%以上で命を落とすというデータがあります。
胸の痛みを感じた後、
症状がおさまることもあるので安心してしまいがちですが、
それは大きな間違いです。
その間にも大動脈解離はどんどん進行していき、
気づいた時には遅かったなんてこともあるのです。
とは言っても、大動脈解離は治らない病気ではありません。
現に、加藤茶さんが大手術によって回復しています。
一番大切なのは、早く気づくこと、
そしてすぐに病院に行くことです。
皆さんも注意してくださいね。
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