「色盲(しきもう)メガネ」って何?その仕組み、必要性とは?

この記事は2分で読めます

「色盲(しきもう)メガネ」を

ご存知でしょうか?

 

まだ日本では認知度の低いものです。

 

しかし実はこのメガネを

必要な方は非常に多いんです。

 

今回はそんな

「色盲メガネ」の仕組み、必要性

などをまとめました。

スポンサーリンク

「色盲メガネ」の必要性とは?

この数字を

・全部見える人

・一部見えない人

・全部見えない人

がいます。

 

人間の見ているものは、

人によって見え方が違っています。

 

目にある錐体細胞という

色に反応する細胞の誤作動で、

赤系統や緑系統の色、もしくは色自体の

見分けがつかない人などがいます。

 

男性の20人に1人、女性の500人に1人、

日本全体では300万人以上

いるとされています。

 

こういった人たちは、

日常生活の中で正しい色の認識が出来ません。

 

ですが、色盲メガネをかけることで、

そういった視覚に障害のある人でも

色覚を補正して色を見ることが

出来るようになるんです。

「色盲」ってどんな症状?

人は色を光の三原色の

「赤」「青」「緑」で読み取っています。

 

これらの色を読み取っているのが、

各色の錐体細胞です。

 

赤と緑を混ぜると黄色になるように、

錐体細胞も「赤」の刺激を与えられた細胞と、

「緑」の刺激を与えられた

刺激の強さで色の強弱を感じ、

色を混ぜ合わせて「黄色」を認識しています。

 

このように、

光の三原色を感じ取れる錐体細胞が

人間に様々な色を識別させています。

 

色盲の人はこの錐体細胞が異常をきたし、

「正しい色を判別できない症状」です。

スポンサーリンク


「色盲メガネ」の仕組みは?

盲目メガネは錐体細胞の

異常を補正することで、

色盲の人の色を感じ取るバランスを修正し、

いままで見分けのつかなかった

「色の違いをよりはっきり区別できる」

ようになります。

 

「赤」が判別しづらい人には、

「青」と「緑」をすこし抑えることで、

3色のバランスを均一にします。

 

それにより多少暗くはなるものの、

色のバランスが正しく補正され、

色の判別がしっかりと取れるようになります。

 

しかし、

色覚異常自体が治るわけでは無く、

また普通の人と同じように

見れるようになるわけではありません。

「色盲メガネ」の買い方は?

人によって色の見え方が違うため、

色盲メガネはその人にあった補正が

かかるものを選ぶ必要があります。

 

適当にネットなどで買うことはせず、

ちゃんとした

「色盲メガネを取り扱っている専門店」

に行き、

担当スタッフとのヒヤリングと

実際に試して選ぶ必要があります。

 

まずは近場のメガネ屋さんに行って、

色盲メガネを取り扱っているか

確認すると良いでしょう。

 

現状色盲を完全に治療する方法はなく、

メガネやコンタクトレンズなどで

補正する方法しかありません。

 

また、

色盲メガネをつけたからといって、

常につけ続けるのは

しんどいと言う方もいらっしゃいます。

 

ですが、

色盲についてはまだ治療法がない一方で、

色の判別が出来るようになる

色盲メガネは素晴らしいメガネです。

 

今後さらに発展して、

色盲異常を治すメガネが出来ることに

期待したいと思います。

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

管理人情報


名前:Y(ワイ)
年間300冊の本を読む知識オタク。
好きなジャンルは健康や心理学。
日本料理屋で働く経験を持つが、現在は自営業。

サイトを訪問された皆様に、
「なるほど!」
「面白かった!」
「ちょっと賢くなった!」
など、楽しんでもらえるような情報を
発信していきます!