多くのきのこが流通していますが、
その中でもぬめりが特徴のなめこ。
和え物はさっぱりと食べられますし、
冬のなめこ汁は体を温めてくれて
ほっとさせてくれます。
そんななめこのカロリーは低そうですが、
栄養面ではどうなのでしょうか。
今回はちょっと地味な印象のなめこに
スポットを当ててみようと思います。
なめこのカロリーは?
なめこのカロリーは
100gあたり15kcalです。
通年で販売されている
真空パック1袋の量です。
ぶなしめじは100gで18kcalですから、
他のきのこと比べても差はほとんどありません。
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なめこの2大栄養効果とは?
なめこのぬめりは
体に良さそうだということはわかりますが、
具体的にはどのような特徴があるのでしょうか。
○ムチン
なめこのヌルヌル成分は「ムチン」で、
粘膜の保護に効果があることは
広く知られるようになってきました。
たんぱく質を認識して結合する機能があるため、
傷ついた細胞を修復してくれて
疲労回復に役立ちます。
さらにムチンは、
ヒアルロン酸の元になる物質を
作り出す効果があります。
ヒアルロン酸は保水効果が高い成分として
スキンケアとしても注目されています。
ムチンが細胞や粘膜に効く
というのも納得できますね。
○パントテン酸
あまり耳にしたことはないかもしれませんが、
パントテン酸はビタミンB群の仲間です。
水に溶けやすく排出されやすいのですが、
ほとんどの食材に含まれていて
体内でも作られることから、
通常の生活では不足になることはありません。
注目すべき点は、パントテン酸は、
脂質や糖質などの代謝に不可欠な酵素を
補助する役割があるという点です。
これはもう、
いくらでも取りたくなりますよね。
なめこ以外には、
納豆やカリフラワー、アボカドなどに
多く含まれています。
なめこの栄養効果をあげる3つの裏技とは?
保湿のムチンも、脂肪に効くパントテン酸も
水や加熱に弱い弱点があります。
どうすれば、効率よく取れるのでしょうか。
○水洗いしない
洗ってしまうとムチンも流れてしまうので、
できたらそのまま使いたいですが、
気になる場合は
さっと洗い流す程度にしましょう。
○たんぱく質と一緒に取る
ムチンに含まれる酵素は、
効率よくたんぱく質を吸収することができるので、
豆腐となめこの汁は
溶けだした栄養分ももれなく取れる、
最高のコンビといえます。
○冷凍保存する
きのこ類の中でも、
余り日持ちがしないなめこですが、
冷凍保存すると2~4週間程度は
保存できます。
ストックしておくことで、
いつでも気軽に取ることができます。
真空パックになっている袋のまま冷凍して、
凍ったまま調理に使います。
使い切ることがポイントです。
昔からあるなめこ料理には、
食べやすく体に良い食べ方だったことがわかりました。
秋から冬にかけては
きのこ類のおいしい季節です。
近年見かける株つきの大ぶりのなめこは、
歯ごたえも楽しめますよ。
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