起座位とは?横隔膜の変化でしゃっくりや呼吸が良くなる!?

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立った時の姿勢やイスに座った時の

姿勢には気を付けている人が多いですが、

呼吸が苦しい時に取る体勢に

有効な物をご存知ですか?
 

一般的には寝転がったり

どこかに持たれる事が多いと思いますが、

これからご紹介する

“起座位”と呼ばれる体勢は

医療や介護の現場でも良く使われる

体勢なので知っておいて損はありません。
 

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座位の種類は?

座位とは字を見たままの状態で

「座った状態」の事を指します。

 
ここでは座位の中でも主となる

「4種類の座位」を紹介します。
 

①「椅子座位」
 

 

イスに座った状態です。
 

②「起座位」
 

 

胸の部分に物を挟み、

前かがみに座った状態です。
 

③「半座位」
 

 
上半身を45度起こして

座った状態です。
 

④「長座位」

 

 

足を延ばして上半身を立てて座った

状態をと呼びます。
 

これら「座位」の姿勢を取ると

横隔膜が下がるため

臓器からの圧迫を避けつつ、

呼吸した際の空気が出入りする

面積を広げる事ができます。

 
その結果、

肺の拡大につながるので

呼吸がしやすくなります。
 

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「起座位」の方法は?

座位の1つである

「起座位」

について見て行きましょう。
 

先に挙げたように起座位は胸の部分に

物を挟んで前かがみに

座った状態を指します。
 

「起座位」の体勢の作り方

  1. 床に足を延ばして座り、
  2. 上半身を90度に起こします。

  3. 少し前かがみになり、
  4. クッションを抱えたり

    前にテーブルを置いたりして

    寄りかかります。


この体勢は別名

「起座呼吸体位」

とも呼ばれています。

 
どのような人に効果があるのかと言うと

  • 喘息を持っている人
  • 心臓に疾患のある人
  • 呼吸器に疾患のある人

どのような効果を得られるのか

起座位の体勢を取ると

横隔膜が下がるので呼吸を

スムーズに行えます。

 

座位の場合は血液が体中を巡っていますが

起座位の場合は心臓に帰ってくる

血液の量を各静脈に留める事になります。

 

結果的に肺うっ血が軽減されるので

楽な呼吸を行えます。
 

「起座位」の横隔膜への効果とは?

「起座位」が効果を発揮するのは

生活している中で言えば

“しゃっくり”をする時の

横隔膜が気になる時です。
 

しゃっくりは横隔膜がけいれんを

起こす事で起こる異常呼吸です。
 

横隔膜は字の中に“筋”は

使われていませんがれっきとした

筋肉の一種です。

 
横隔膜の動きによって胸郭を

拡大・縮小させ、肺に出入りする

空気の量を調節しています。
 

腹式呼吸にはこの横隔膜の動きが

必要不可欠です。
 

起座位の姿勢と得られる効果を知る事で

身近な人に何かあった時、

慌てる事無く処置が行えます。

 

姿勢一つで身体の辛さを楽にできるのは

とても便利な事なので、

起座位を一人でも多くの人に

知ってもらいたいと思います。
 

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