一過性脳虚血発作(TIA)は
脳梗塞の前触れとして非常に重要なシグナルです。
芸能人でも発症する方がいたり、
なかなか侮れません。
そんな一過性脳虚血発作について
簡単にまとめてみました。
症状は?
まず、一過性脳虚血発作の症状について
かんたんに説明していきたいと思います。
一過性脳虚血発作は脳の血流が悪くなることで
体に痺れの症状が起きます。
しかし、これは慢性的なものではなく、
24時間以内で消えます。
「脳梗塞との違いはなんなのか?」と聞かれれば、
一過性脳虚血発作は名前の通り「一過性」のものであり、
脳梗塞は完全に脳の細胞が死んでしまい、
まひの症状が残ってしまうということでしょう。
原因は?
一過性脳虚血発作は主に、
動脈硬化や心臓病が原因と
関連があると言われています。
動脈硬化はコレステロールや中性脂肪によるものなので、
運動や食事などの生活習慣の改善を心がけることが必要でしょう。
心臓病はストレスと密接な関係があると言われていますので、
普段からストレスをためないような心がけが必要です。
動脈硬化と心臓病に関わらず、
「運動」は健康を維持するために大切なものなので
しっかり習慣にしておきたいですね。
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予後は?
一過性脳虚血発作は
脳梗塞の前兆と言われていますが、
どれくらいで脳梗塞になるのでしょうか?
研究結果によると
発作後1週間以内に8.0%
1か月以内に11.5%
3か月以内に17.3%
というデータがあります
これはかなり高いと言えるのではないでしょうか?
脳梗塞になってしまうと、
先にも述べましたが脳細胞は生き返らないので
麻痺が体に残ってしまいます。
ちなみに、脳梗塞の死亡率は15%と言われています。
若い人も増えている?
実は一過性脳虚血発作は若い人にも多いんです。
若年性脳梗塞というのは
40代ぐらいからのことを言うのですが、
一過性脳虚血発作は10代〜20代の人にも見られるのです。
「一過性脳虚血発作というものがある」
と認識しておくだけで、
少し対応も違ってくると思いますので
落ち着いた対応を心がけましょう。
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